UGコンパックスと新グラビティマスター
新生コンパックスと新グラビティマスター,この2本を同時に取り上げるのも少し不思議な気がしますが個人的には非常に気になる新作の気配が続きました。まずは,新生 Universal Genève。ついに量産モデルとなるコンパックスを発表しました。前回の限定生産モデルに対して今回は“プレタポルテライン”と呼ばれているようです。率直に言って、このUGコンパックスは最高に良い。デザイン,バランス,雰囲気ともに申し分なく「これぞ復活ブランドの本気」という仕上がりに見えます。前回の記事でBENRUSのSky Chief復刻モデルを絶賛しましたが,コンパックスの方が圧倒的に良いです。ただし問題は価格。やはり簡単に手が出るレンジではありません。サイズについても変化があり前回の限定モデルが36mmだったのに対し今回は39mmへとサイズアップ。現代的な着用感を意識した調整と言えそうですがこの3mmの差をどう捉えるかは好みが分かれるところでしょう。G-SHOCKからも新グラビティマスター「GWR-B3000」が出てきました(とはいえ、こちらは現時点では非公式のリーク情報の可能性あり)。ネット上に出回っている画像が本物かどうかは断定できませんが,もしこれが実機だとすれば,かなりシンプルな方向に振ってきた印象です。正直,これまでのグラビティマスターにあった“いかにもG-SHOCK”な主張はやや控えめ。良く言えば洗練、悪く言えばやや没個性。デザイン的には,タクティカルウォッチで知られる MTM を思わせる雰囲気もあり,好き嫌いは分かれそうです。今回の2本、いわゆる“ハイプ的な欲しさ”は正直そこまで強くありません。しかしどちらも完成度という意味では非常に高い。新生コンパックスと新グラビティマスター,方向性はまったく異なりますが,それぞれがしっかりとした思想のもとに作られているのが伝わってきます。こういう「テンションで欲しくなるわけではないけど、確実に良い」と思えるモデルこそが長く所有するのには良いのかもしれませんね。とはいえUGコンパックスは自分には高額過ぎます。ブライトリングからGalletの再始動もあるはずなので,こちらは価格的にもマルチクロンとかフライング・オフィサーとか期待できそうです。