Youtube腕時計レビューで1番良いと思った

 Youtubeは様々な商品レビューで溢れています。各配信者は様々な目的というか意図をもってして商品レビューをしております。私がよく閲覧する商品レビューは,腕時計,釣具,ランニングシューズ,テクノロジー系のガジェット(ハードウェア)です。逆に私が全く閲覧しない商品レビューは,健康系(食品,サプリ,器具など),ファッション系,ソフトウェア系です。健康系(食品,サプリ,器具など),ファッション系,ソフトウェア系を閲覧しない理由は,これらは自分の体験性がより重要だからです。もちろん腕時計,釣具,ランニングシューズ,テクノロジー系のガジェット(ハードウェア)も自分の体験性が重要なわけですが,これらは自分で体験しなくても,かなりの情報量を得るこることが出来るか自分で体験するのがそもそも難しいというのがあります。さて,話を戻しますが,こういった商品レビューで,スポンサー案件というかアフィリエイト収益があまりにも露骨な場合(少しはあっても然るべきとは思いますが),また,あまりにもフィーリング重視というか個人的な感想重視で,もしくはあまりにも独断と偏見が過ぎ贔屓が露骨なレビュー(エンターテインメント目的で意図的にやっている場合が多いことは理解していますが)も情報量として有益でないと思い見る気を失います。そういった中で,腕時計レビューで1番良いと思ったYoutubeがありました。My watches with Benという人のチャンネルです(全く面識も何もありません,たまたま見つけただけです)。この人の腕時計レビューは素晴らしい。特に良いと思ったのが,航空時計438モデルを8時間40分弱かけて1つ1つレビューしている動画です。もちろん8時間40分視聴してませんが,自分がマイウォッチベスト5にもノミネートしたナビタイマーやスピードマスターの紹介のところだけ見ましたが,本当に素晴らしいと思いました。情報量が定量的なんです。話し方も素晴らしいですが視覚的なプレゼンテーションも非常に優れていると感じます。時計の嫌いな部分を言及する時も客観的な説得力があるような基準を設定して解説しています。たとえ,その時計を所有している人が見たとしても全く嫌な気分にならないと思います。ちなみに,私のマイウォッチベスト5の記事でも,ベスト5圏外になったブライトリング アベンジャーアメリカ海軍士官学校モデルの嫌いな部分として無塗装仕様のプッシュボタンとリューズを言及していましたが,My watches with BenさんもIWCパイロットウォッチのトップガンモデルの嫌いな部分として全く同じ個所を言及していました。改善点も私が提案したコーティングでした。正確には微妙に違っていて,私はDLCコーティングを提案,My watches with BenさんはPVDコーティングを提案しています。これは,私が紹介していたアメリカ海軍士官学校モデルはケースが黒色だったので黒色塗装でよかったのに対してMy watches with Benさんが紹介していたトップガンモデルはカーキ色だったのでPVDコーティングが必要だったのだと思います。いずれにせよ,コーティングを施すことで,プッシュボタンとリューズがケースと同色調になって全体の調和が取れるという改善案です。ブライトリングもIWCもなぜこの処理をせずに無塗装仕様のプッシュボタンとリューズを採用しているかについては,コーティングの経年劣化を心配しているんだと思います。特に,プッシュボタンとリューズはクロノグラフを動かしたり時刻調整で頻繁に触られて動かされる部分ですから,コーティングの経年劣化は早まってしまうかもしれません。シチズンのデュラテクトコーティングのような成膜技術があれば大丈夫な気もしますが。

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