ベンラス スカイチーフ 復刻モデル

個人的に「ドンズバ」な時計が発表されてしまいました。BENRUS のSky Chief 復刻モデル,スカイチーフ パイロットクロノグラフ 36mm(ETA2894搭載)です。以前からスカイチーフは本当に格好いいと思っていました。ただ,オリジナルは1940年代のモデル。市場に出回る個体は高額なヴィンテージばかりで,さすがに現実的ではないと感じていました。仮に入手できたとしても,1940年代のクロノグラフを日常的に維持するのは容易ではありません。オーバーホールに対応してくれる業者の確保,パーツの問題,将来的なメンテナンス体制,考え始めると不安は尽きません。現在のベンラスは当時とは経営母体も異なりますし,オリジナル個体を安心して運用できる保証はありません。その点,今回の復刻モデルはETA社製自動巻きクロノグラフムーブメント「ETA2894」を搭載。汎用性が高く,整備実績も豊富なムーブメントであるため,オーバーホールを必ずしもブランドに依存する必要がないのは大きな安心材料です。これはまさに知性 × 無骨 × 飛行機 × 工学ロマン の交点ど真ん中,自分の世界観と完全に整合してしまっている,正直、「ドンズバ」過ぎて少し怖いレベルです。最近はハミルトンのBiohazard 9 Requiem Model も気になっていましたが,このスカイチーフ復刻と比べると,自分にとっての必然性は薄いと感じます。もっとも,ハミルトンのウェブサイトを見る限り限定品で日本でも米国でも既に即完売のようですが。今回のスカイチーフ復刻は,単なる懐古趣味ではなく,ヴィンテージの精神を現代的実用性で包み直した一本。これは本気で危険かもしれません。

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