オメガ スピードマスター パイロット
オメガ スピードマスター パイロット (332.10.41.51.01.002)なるものが発表されておりますが,かなり賛否両論あるみたいです。例えば文字盤のサイケデリック配色です(航空計器の姿勢指示器がモチーフだと思います)。往年のフライトマスターを想起させるようなサイケデリック配色を良しとする評価,あまりにもダサいする評価に二分されるそうです。また,40.85mmで設計されたケースサイズは良いとする評価が多いようですが,厚さ14.7 mmは厚すぎるという評価がありました。確かに厚さ14.7 mmは厚いですね。ブライトリングのナビタイマーですら厚さ13.6 mm,IWC インヂュニアなんて厚さ10.7 mmです。もちろん14.7 mmより厚い時計はたくさんありますが,ほとんどのモデルが厚さ13.5 mm以下の他のスピードマスターと比べたら厚いので,相対比較的に厚いという印象をもたれてしまったのではないでしょうか。あと,ツーカウンターのクロノグラフも賛否両論あるようでした。個人的にはスリーカウンターのクロノグラフが好きですが,このモデルについてはツーカウンターでもカッコ良いと思いますけどね。私的にはオメガのスピードマスターといえばムーンウォッチですが,今回はオメガ スピードマスターのパイロットウォッチ的な解釈のようです。ちなみに私の知る限り日本語のメディアではほとんど紹介されていないように見えますが,このモデルは民間モデルでして,実は先行してアメリカ空軍向けモデルがあります。アメリカ空軍向けモデルは少なくとも現状は一般販売されておりません。さて,この一般販売されないアメリカ空軍向けモデルのスピードマスター パイロットですが,こちらは文字盤のサイケデリック配色が大幅に地味目な色調になっていて,だいぶ良いのです。航空時計は軍用モデルと民間モデルの両方があることが多いですが,自分は民間モデルの方がかっこいいと思うことが多いです。しかし,今回のスピードマスター パイロットにおいては圧倒的に一般販売されてないアメリカ空軍向けモデルがかっこいいと思います。ちなみにスピードマスター パイロットの軍用モデルと民間モデルの違いは文字盤の配色だけではなく時計のケースバック(裏蓋)も違います。民間モデルはスピードマスター伝統のシーホースですが軍用モデルはアメリカ空軍にちなんだ複数バリエーションがあるらしいです。